乗務員の中には、知合いの方から運転代行の依頼や、本人直接の依頼で指名を受けるという事があります。
弊社は、待機コール場所が中心部を囲むように何ヵ所があり、お客様をお送りして中心部の方へ帰るとき、待機圏内を通過時点で無線で待機コールを入れます。その順番で、次の仕事を本部から無線で指示してもらうわけです。指名があると、その順番は関係なく仕事にいけるということです。
その指名は知合いだけでではなく、過去にたまたまあたり、運転をさせて頂く道中お客様と話が合い、わきあいあいと帰られたので次回も「あなたを指名するから」と言われる場合です。それは会社の名前で、選んで頂いたのではなく乗務員の人柄や態度が大きく理由になります。
指名の多い乗務員は何人かいますが、共通して云えるのは仕事だという意識を持ち、お客様であるという認識を持ち、気持ちよく帰って頂くという乗務員としてのプライドを持っています。
もちろんお客様がお店から出られるまで外で姿勢よく立って待ち、ドアサービスや言葉遣いも気を付けますが、やはり話をしている間の人間性を見られるのではないでしょうか?
反対に二度とこさせるなと、お叱りを受ける乗務員もいます。言葉遣いや接客態度の問題が大きいのですが、平素の様子を見ていて乗務員としてのプライドが低いと感じます。決してわざとしている訳ではないのですが、気付きの少ない人なのかもしれません。
人の振り見て我が振り直せ
本当に接客とは気づきから始まるものだと思います。